学科長あいさつ
建築学科長 武藤 厚
名城大学建築同窓会会員の皆様におかれましては、益々ご活躍のこととお慶び申し上げます。また、日頃より学科の諸活動に対し格別のご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。私、2024年度より学科長をしております。12~13年前に学科長を担当の際は建築学科の活動場所が4号館(現・緑地)から現在の研究実験棟Ⅱに移動の時期でした。その後の施設の更新も順調で、2025年7月には全学共用棟としてアリーナが完成予定と、2026年の開学100周年を前に天白キャンパスも様変わりです。
はじめに学科の人事等についてご報告いたします。2025年3月末をもって、長らく建築学科の環境工学分野の教育・教育にご尽力された吉久光一教授が定年退職されます。吉久先生は2015年度より4年間学長を務められ、同時期に本学初のノーベル賞受賞者の快挙もあり大学全体の発展にも大いに寄与されました。2024年度から張天昊先生が建築構造学の分野で活動を開始されています。張先生のご専門は建築構造学の中の空間構造分野であり、特に展開構造や情報デザイン分野に関する研究で国際的な成果をあげておられ、今後の一層のご活躍を期待しています。
さて、同窓会主催による在校生の為の就職支援企画が3回目を迎え、2024年度は2年生を対象としたグループ形式のディスカッションが11月に開催されました。当日ご参加いただきました皆様にこの場を借りてお礼申し上げます。なお、同セミナーに参加した学生は、建築の各分野でご活躍されている会員の皆様のお話を熱心に聞いていました。今後とも引き続き支援の企画をご検討いただけますようお願い申し上げます。学科からのお知らせですが、昨年も多くの学生が学会や設計競技等で優れた賞を受賞しています。研究室と外部との共同プロジェクトも活発になされ各方面で公開されました。詳しくは学科ホームページで紹介していますのでご覧いただければ幸いです。
大学志願者数減少という入試全体の状況は変わりませんが、建築学科の受験者数は堅調でした。また、就職に関しては最近の建設業全体の人材不足により堅調を維持しています。
末尾となりましたが、同窓会を始めとする本学建築学科にご関係の皆様方の今後のますますのご発展とご健康を祈念し、学科長の挨拶とさせていただきます。
建築学科長
武藤 厚